コカコカ

色々書き連ねたいと思います。

妊娠発覚したら働き口がない、という話。つづき、そして就職。

さて待ちに待った企業実習が始まったわけですが、
訓練校側としても妊婦に何かあったら困るということで事前に妊婦なのは事務局からお伝え済みでした。

初日なのでスーツ!ですよ。
この頃まだ腹は出てないので全然妊婦に見えません。

「訓練校から参りました。akekoteと申します。」
と自己紹介しまして、社内に案内していただきました。

その時会社にいたのは6人くらいかな?
みなさんニコニコと出迎えてくれました。
実習生の担当の方とサブの方両方が病欠していて、急遽別の先輩が対応してくれました。
話を聞いてみると、先輩も訓練校から企業実習に来て、そのまま採用されたそうです。

これはここに就職・・・・勝機あり!!
と目がギラついてしまいました。

初日はPCを使用してのテストと会社の簡単な案内でした。

基本的なテストでさくさくって感じでした。
しかし、その後自分が働く側になった時に受け入れている訓練生やインターンの人の中にはPCを操作してテストを受けることすら手間取っている人がいたことにびっくりしました。

私が出来る!とかってわけではなく本当に簡単な操作なんですよ。
そしてわからなければ聞けばいいのに午後になっても結果が出てこないので確認したら「これがわからなくて・・・」とか言うんです。
聞けよ。わからなかったらすぐ聞けよ。

わからなかったらどうして聞きに行かないんですかね?
と疑問に思ったので聞きにこない人に対して質問してみました。

「仕事の邪魔になるといけないから・・・」

いや、てめえの世話もこっちの仕事だよ!!!
終わったら次の仕事依頼するんだし依頼した仕事がわかりませんで放置されてたらむしろ仕事の邪魔だよ!
すぐ聞いて解決して進めるのが一番邪魔にならないんだよ!!

とまぁ聞けない性格の人もいるんだよ~というのは仕事では結果的に迷惑なので認められないと思います。
聞くのも仕事のうち。
教えるのも仕事のうちで勘定してくれてるんだから。

ちょっと調べればわかるようなことまでいちいち聞いてくるのは仕事の邪魔ですが、
社内ネットに関することとか依頼された仕事内容の確認なんかはすぐ聞いてすぐ解決、メモに残して同じこと聞かない!というのが一番だと思います。

そんなこんなで順調に企業実習がすすんでゆきました。

5日目くらいで社長にランチに誘って頂いたので(社長は研修生の緊張をほぐすために全員一度はランチに連れて行ってくれます。)

千と千尋ばりに
「ここで働かせてください!」
とお願いしてみました。

さらっと「いいよ~こっちからお願いしようかと思ってたよ~」と言ってもらえて、無事就職することができました。


よかったです。
妊婦なのは了解済みだったので、長くても年末までの半年ほどしか働けないため業務委託というかたちにしてもらいました。

いやあもうほんと妊婦だとわかった上で採用してくれるところなかなかないですよ。
以前から働いていたとか、知り合いならともかく、初対面でこれから仕事覚えてもらわなきゃいけない妊婦は雇ってもらえない可能性の方が遥かに高いです。

しかし働かないと生活費がないので出産以前に自分の生命の危機に直面することになります。
あぶなかったー!

その後、予想外にお腹が張ったりなどして出勤を週3にしてもらって、
さらにその後出勤するために電車に乗るのとかがどんどん辛くなってしまって在宅勤務にしてもらいました。

なんていい会社なんでしょう。
社長とお話を度々させて頂いたんですが、この会社は女性社員が多いけどこれまで誰も出産をしていないというので、私で妊婦が働くのはどんなもんかを見てみるという意図もあったそうです。
そういう会社に出会えたことは本当にラッキーだと思います。


妊婦の働き口がない!ということを派遣登録2社に回ったことやハローワークでの扱いから実感できていたので、
会社に対して
「私は妊婦ですが有能でやる気がありますのでよろしくお願いします!」
というアピールを訓練期間の2週間かけて行ったのが重要だったのかなあと思います。
(表面上はあくまで謙虚に。周りの人との関係が一番大事なのでそこもしっかりと押さえて。)

具体的には、
あいさつは大きな声で笑顔で。
わからないことはすぐ聞いて解決して同じことは聞かない。
ミスに気づいたらすぐ連絡して謝る。
初めて触るものの操作方法などはメモを取りながら確認しつつ聞いて、わからない状態でわかったふりをしない。
という当然やんけ!系のことから、

任された仕事は制限時間を決めて、時間がかかるようならより早く仕上げるコツなどを先輩との雑談の時間に聞き出す。
研修生のみで完成させる社内企画などを提案された翌日にほぼ仕上げてくる。
という基本+やる気のアピールも行いました。

働かせてもらえることになってからもとにかく真面目に謙虚に、をモットーに頑張りましたので、
出勤日数を減らすことや在宅勤務などなんとか仕事を続けるかたちをとらせてもらえることになったのだと思います。
(余談ですが、両方とも社長から提案してもらったのでした。社長はネットや周りの人から妊婦の生体について色々情報収集をして、こまごまと働き方の融通を提案してくれていました。すごい社長です。)


就職も幸せも歩いて来ない!!ということですね。
欲しいものがあったらそれに見合う努力をすればなんとかなるものですね。なんとかなって本当によかったです。